「疲れているはずなのに、なぜか顔色が明るい」
「特別なケアをしていないのに、肌の調子がいい」
そんな不思議な体験をしたことはありませんか?
私はある。それも何度も。
そして、それは決まって「何も考えずに、よく歩いた日」だった。
以前の私は、顔が疲れて見えると、すぐにデパコスの美容液や高級クリームに頼っていた。鏡を見てはため息をつき、「何を塗れば治るんだろう」とばかり考えていた。
でも、ある日気づいてしまった。
顔の不調は、顔だけの問題じゃない。
「足裏」と「めぐり」を無視して、顔だけを磨いても意味がない。
今回は、私が高級化粧品よりも大切にしている「歩く美容」について、お話ししたい。
顔は「単独」で疲れているわけではない

Aotoさんの感覚は、解剖学的にも理にかなっています。人間の体は、頭のてっぺんから足の指先まで「筋膜(ファシア)」という薄い膜で繋がった、いわば「全身タイツ」のような構造をしています。

そうそう、まさに全身タイツ!実はこれ、身をもって体感したことがあるんだ。
数年前、大阪に向かう新幹線の中でのことだった。
長時間座りっぱなしで、足がパンパンに張っていた。なんとなく持っていた「足指セパレーター」をバッグから取り出し、靴を脱いでつけてみた。
それだけだ。顔なんて一切触っていない。
でも不思議なことに、気づいたら顔のむくみがスッキリしていた。鏡を見たわけでもないのに、「あれ、顔が軽い」と感じた。いつもなら気になる頬の重だるさが、嘘みたいに消えていたんだ。
あの瞬間、「顔は足と繋がっているんだ」と、体が教えてくれた。

足裏やふくらはぎの緊張が解けたことで、背中、首を経由して、顔の皮膚を引っ張っていたテンション(緊張)が緩んだのでしょう。逆に言えば、足裏がガチガチに固まった状態で顔のマッサージをしても、下の布が引っ張られているのだから、効果は半減します。
正しい歩き方なんて、考えなくていい
「歩く美容」というと、モデルのようなウォーキングを想像するかもしれない。
背筋を伸ばして、大股で、着地はかかとから…。
私も以前は、雑誌に書いてある「正解の歩き方」を意識していた。でも、続かなかった。忙しい日常の中で、歩き方のフォームまで気にする余裕なんてなかったからだ。
そしてある時、気づいた。
「正しい歩き方を学ぶより、歩くことを嫌いにならない方が100倍大事」
今、私が意識しているのはたった2つだけだ。
- 呼吸を止めないこと
- 少し遠くを見ること
これだけ。
スマホを見ながら下を向いて歩くと、首が詰まって顔へのめぐりが止まる。視線を上げて、遠くを見て歩く。それだけで、首や肩の力が抜け、ポンプのように血が巡り始める。
難しいことは何もない。ただ、空を見上げて歩くだけだ。
歩いた後の体は、すでに「整って」いる
よく歩いた日の夜、あなたはすぐにマッサージやストレッチをしたくなりませんか?
「疲れた足をケアしなきゃ」と。
以前の私もそうだった。
でも最近は、あえて「何もしない」ことがある。
歩くことで、足裏で地面を感じ、ふくらはぎが動き、骨盤が揺れ、背骨が連動する。派手ではないが、体の中では必要な場所が、必要な分だけ動いている。
つまり、歩くこと自体が、最高の「全身調整運動」になっているのだ。
あえて手を加えず、体が整った状態をそのまま受け取る。そんな夜は、翌朝の肌が違う。鏡を見た瞬間、「ああ、ちゃんと巡ってたんだな」と実感できる。

散歩したあとって、不思議と顔がスッキリしてるんだよね。高い美容液を塗った翌朝より、よっぽど透明感があるというか。

有酸素運動による血流改善効果ですね。血液は栄養と酸素を肌細胞に届ける唯一の手段です。どんなに高価な成分も、届かなければ意味がありません。「歩行」こそが、最強のデリバリーシステムなのです。
まとめ:まずは「順番」を変えてみる
もしあなたが、顔の疲れやエイジングサインに悩んでいるなら。
新しい美容液を買う前に、まずは「一駅分歩いて」みてほしい。
顔の前に、足。
塗る前に、巡らせる。
順番を変えるだけで、あなたの肌は驚くほど応えてくれる。
「なんだ、答えは足元にあったんだ」
そう気づいた瞬間、あなたの美容はもっとシンプルで、もっと楽しいものになる。
高い化粧品を買うのは、それからでも遅くない。
いや、もしかしたら、もう必要ないかもしれない。
最後のひとこと

顔色が悪い時ほど、鏡を見るのをやめて、外に出て空を見上げて歩こう。それが一番の美容液だよ。

紫外線対策だけは忘れないでくださいね。



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